
Lactose Broth
別名・略称:LB (Lactose) · Fluid Lactose Medium
水および乳製品中の大腸菌群の検出、ならびに食品からの Salmonella の前増菌に用います。
- 分類
- 乾燥培地
- 1 L あたり溶解量
- 13 g
- 包装
- 500 g · 5 kg · 25 kg
- 認証
- ISO 22000 · Halal
データ更新日:2026-11-06
- アレルゲン
- 乳
製品概要
Lactose Broth(乳糖ブロス)は、大腸菌群の伝統的な推定試験用ブロスであり、旧版のFDA BAM法におけるSalmonellaの非選択的前増菌ブロスでもあります。ペプトンと肉エキスが窒素を供給し、乳糖により大腸菌群が酸とガスを産生します。食品、乳製品、水の大腸菌群MPN推定試験、Salmonellaの前増菌、乳糖発酵性の確認に用いられます。
原理
Lactose Broth は、多段試験管発酵法で大腸菌群の推定検出に用いる非選択培地です。¹ 肉エキスとペプトンが窒素、アミノ酸、ビタミン、増殖因子を供給し、乳糖が発酵性炭水化物として働きます。大腸菌群は乳糖を発酵して酸とガスを産生し、48 時間以内にダーラム管内にガスが蓄積すれば推定試験陽性とし、選択培地で確認する必要があります。 阻害剤を含まないため損傷細胞の回復も可能で、選択増菌前に食品から Salmonella を回収するための前増菌培地としても規定されています。²
嫌気性菌および栄養要求性の高い菌用の培地
嫌気性菌や栄養要求性の高い菌には、還元剤、血液、浸出液成分を含む培地と、嫌気培養環境が必要です。一部の組成では、血液、血清、抗生物質などの熱に不安定な添加物を滅菌後に加える必要があります。添加のタイミングと方法は調製方法に従ってください。
調製方法
粉末 13 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。試験管に分注します。ガス産生を観察する場合はダーラム管を逆さに入れます。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
培養性能試験
| 試験菌株 | ATCC | 発育 |
|---|---|---|
| Klebsiella aerogenes | 25922: 13048 · good-luxuriant: good-luxuriant · positive: positive | |
| Salmonella enterica ser. Typhimurium | 25922: 14028 · good-luxuriant: good-luxuriant · positive: negative |
製品の特長
- 食品グレードの原材料を使用し、ISO 22000認証工場で製造
- ハラール認証取得、マレーシア、インドネシア、中東市場に対応
- 標準組成に基づいて製造、1 Lあたり13 g
- 出荷前に標準対照菌株による性能を確認(Klebsiella aerogenes, Salmonella enterica ser. Typhimurium)
- 500 g / 5 kg / 25 kgでご用意、試験室規模から工業規模まで対応
- 試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供可能、サンプルはご要望に応じて対応
- 台湾製、安定供給
食品グレードと試薬グレードの違い
多くの培地メーカーは試薬グレードの原材料を使用しており、重金属残留、微生物汚染管理、トレーサビリティに関する基準は食品グレードより緩やかです。純粋な研究用途には十分ですが、原材料により厳しい要件が課される用途には適していません。STBIOは、ISO 22000食品安全マネジメントシステム認証を取得した工場で、一貫して食品グレードの原材料を用いて製造しています。
- ISO 17025または同等の要件に基づいて業務を行う食品微生物試験室
- 発酵製品を輸出し、原材料の完全なトレーサビリティを必要とするバイオ製造企業
- サプライチェーン全体にわたってESGまたはコンプライアンス監査の要件を持つ組織
- ハラール製品と非ハラール製品の両方を調達し、一貫した原材料グレードを必要とする企業
日本の公定法(食品衛生法 規格基準・通知)
本製品は「食品、添加物等の規格基準」(昭和 34 年厚生省告示第 370 号)各条の試験法、および厚生労働省通知(食肉製品のサルモネラ属菌・黄色ブドウ球菌試験法、平成 27 年食安発 0729 第 4 号)で指定されている培地に対応します。食品衛生検査指針の記載も併せてご確認ください。
- 大腸菌群(デソキシコーレイト寒天培養基法)告示第370号 各条(氷菓・冷凍食品)確認・生化学試験方法原文での名称:乳糖ブイヨン発酵管
- 大腸菌群(BGLB 発酵管法)告示第370号 各条(魚肉ねり製品・乳)/食安発0729第4号確認・生化学試験方法原文での名称:乳糖ブイヨン発酵管
- E. coli(EC 発酵管法)食安発0729第4号(食肉製品)/各条(生めん類ほか)確認・生化学試験方法原文での名称:乳糖ブイヨン発酵管
規格基準・通知が定めるのは試験法と培地名であり、培地ブランドを認証するものではありません。卵黄・血液・抗生物質などの添加物は方法に従って加えてください。方法の内容は現行の告示・通知の原文に従ってください。
よくあるご質問
01この培地は食品衛生法の公定法(規格基準の試験法)に対応していますか?
規格基準・通知が定めるのは試験法と培地名であり、ブランドを認証するものではありません。本製品は次の公定法で指定されている培地に対応します:大腸菌群(デソキシコーレイト寒天培養基法)(告示第370号 各条(氷菓・冷凍食品)):確認・生化学試験;大腸菌群(BGLB 発酵管法)(告示第370号 各条(魚肉ねり製品・乳)/食安発0729第4号):確認・生化学試験;E. coli(EC 発酵管法)(食安発0729第4号(食肉製品)/各条(生めん類ほか)):確認・生化学試験。方法原文の標準処方で製造し、ロットごとに試験成績書(COA)を添付します。卵黄・血液・抗生物質などの添加物は方法に従って加え、現行の告示・通知の原文に従ってください。
021 L あたり何 g の粉末を加えますか?
脱イオン水 1 L あたり 13 g を加えます。調製・滅菌条件は規格書をご参照ください。
03どの菌種に適していますか?
Coliforms, Gram-negative, E. coli, Salmonella, Klebsiella aerogenes, Salmonella enterica ser. Typhimurium。詳細は発育性能試験表と規格書をご参照ください。
04食品グレード用途に使用できますか?
はい。食品グレードの原料を用い、ISO 22000 認証施設で製造しており、直接摂取する発酵食品のスターター培養に適しています。
05この製品はどのように調製しますか?
粉末 13 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。試験管に分注します。ガス産生を観察する場合はダーラム管を逆さに入れます。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
06大口のお見積りはどのように依頼すればよいですか?また、COAは提供してもらえますか?
はい。本製品は500 g, 5 kg, 25 kgでご用意しています。お見積りのご依頼時に用途と数量をお知らせください。1営業日以内にご返信し、試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供できます。
この製品の用途
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参考文献
- 1. American Public Health Association, Standard Methods for the Examination of Water and Wastewater, current edition, APHA Press, Washington, D.C.
- 2. U.S. Food and Drug Administration, Bacteriological Analytical Manual, Chapter 5, Salmonella.
