
Enterobacteriaceae Enrichment Broth
別名・略称:EE Broth · EEB · EE Broth Mossel · Buffered Brilliant Green Bile Glucose Broth · Mossel Enrichment Broth
食品、飼料、環境検体からの腸内細菌科菌群の選択増菌に用います。
- 分類
- 乾燥培地
- 1 L あたり溶解量
- 45.02 g
- 包装
- 500 g · 5 kg · 25 kg
- 認証
- Halal
データ更新日:2026-11-07
他社製品との対照:BD Difco EE Broth Mossel · Oxoid EE Broth (Mossel) · Merck EE Broth Mossel(ISO 21528-1、USP <62>、EP 2.6.13) ブランド対照表
製品概要
Enterobacteriaceae Enrichment Broth(腸内細菌科菌群増菌培地、EE 培地、Mossel)は腸内細菌科菌群の選択増菌培地です。胆汁酸塩とブリリアントグリーンがグラム陽性菌を抑制し、ブドウ糖とリン酸緩衝液が損傷した腸内細菌科菌群の回復と増殖を助け、培養後 VRBG 平板に画線して分離計数します。ISO 21528-1 の MPN 法と薬局方の胆汁酸抵抗性グラム陰性菌試験が指定し、旧版 FDA BAM のクロノバクター法の増菌工程にも用いられます。食品グレード原料で製造、ハラール認証。
原理
Enterobacteriaceae Enrichment Broth は、乳糖陰性菌を含む腸内細菌科のすべての菌を検出するために、発酵性炭水化物として乳糖の代わりにブドウ糖を用いて Mossel らが開発しました。¹ 動物組織の酵素分解物が窒素、アミノ酸、増殖因子を供給し、腸内細菌科のすべての菌がブドウ糖を発酵するため、ブドウ糖が炭素源とエネルギー源となります。リン酸緩衝系が培養中の pH を維持します。 牛胆汁とブリリアントグリーンはグラム陽性菌とその他多くの非対象微生物を抑制します。培養後、増菌培養液を Violet Red Bile Glucose Agar などの選択平板培地に継代し、特徴的なコロニーをオキシダーゼ試験とブドウ糖発酵試験で確認します。²
試験ワークフローにおける選択培地の位置づけ
病原菌試験は通常3段階で行います。まずBuffered Peptone Waterなどの前増菌培地で損傷菌を修復し菌数を増やし、次に選択増菌で競合菌を抑制し、最後に選択・鑑別寒天培地で目的のコロニーを分離します。選択剤には胆汁酸塩、色素、抗生物質などが用いられ、鑑別剤により目的のコロニーが特徴的な色や形態を示します。採用する試験法で規定された組み合わせをお選びください。
調製方法
粉末 45.015 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。適切な容器に分注し、100 °C で 30 分間加熱します。オートクレーブ滅菌はしないでください。使用前に急冷します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
培養性能試験
| 試験菌株 | ATCC | 発育 |
|---|---|---|
| Escherichia coli | 25922 | 良好〜旺盛 |
| Salmonella enterica ser. Typhimurium | 14028 | 良好〜旺盛 |
| Staphylococcus aureus | 25923 | 発育抑制 |
| Enterococcus faecalis | 29212 | 発育抑制 |
製品の特長
- ハラール認証取得、マレーシア、インドネシア、中東市場に対応
- 標準組成に基づいて製造、1 Lあたり45.02 g
- 出荷前に標準対照菌株による性能を確認(Escherichia coli, Salmonella enterica ser. Typhimurium, Staphylococcus aureus, Enterococcus faecalis)
- 500 g / 5 kg / 25 kgでご用意、試験室規模から工業規模まで対応
- 試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供可能、サンプルはご要望に応じて対応
- 台湾製、安定供給
よくあるご質問
01選択培地はオートクレーブ滅菌できますか?
必ずしもできるとは限りません。色素や選択的阻害剤を含む一部の培地は、過熱すると選択性が失われるため、完全に溶解するまで加熱するにとどめ、オートクレーブ滅菌は行いません。本製品の調製方法に従い、ご不明な点はお問い合わせください。
021 L あたり何 g の粉末を加えますか?
脱イオン水 1 L あたり 45.02 g を加えます。調製・滅菌条件は規格書をご参照ください。
03どの菌種に適していますか?
Enterobacteriaceae, Gram-negative, E. coli, Salmonella, Escherichia coli, Salmonella enterica ser. Typhimurium, Staphylococcus aureus, Enterococcus faecalis。詳細は発育性能試験表と規格書をご参照ください。
04他社の対応製品と適用される標準法は?
処方対照:BD Difco EE Broth Mossel, Oxoid EE Broth (Mossel), Merck EE Broth Mossel。適用標準法:ISO 21528-1, USP <62>, EP 2.6.13。メーカーにより処方が若干異なる場合があります。規格書をご参照ください。
05この製品はどのように調製しますか?
粉末 45.015 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。適切な容器に分注し、100 °C で 30 分間加熱します。オートクレーブ滅菌はしないでください。使用前に急冷します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
06大口のお見積りはどのように依頼すればよいですか?また、COAは提供してもらえますか?
はい。本製品は500 g, 5 kg, 25 kgでご用意しています。お見積りのご依頼時に用途と数量をお知らせください。1営業日以内にご返信し、試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供できます。
この製品の用途
参考文献
- 1. Mossel D. A. A., Visser M. and Cornelissen A. M. R., 1963. The examination of foods for Enterobacteriaceae using a test of the type generally adopted for the detection of salmonellae. J. Appl. Bacteriol., 26:444-452.
- 2. ISO 21528-1, Microbiology of the food chain — Horizontal method for the detection and enumeration of Enterobacteriaceae — Part 1: Detection of Enterobacteriaceae, International Organization for Standardization, Geneva.
