
Xylose Lysine Deoxycholate Agar
別名・略称:XLD · XLD Agar · XLD Medium · Xylose Lysine Desoxycholate Agar
食品、水、その他の材料からの腸内病原菌、特に Salmonella 属と Shigella 属の選択分離と鑑別に用います。
- 分類
- 乾燥培地
- 1 L あたり溶解量
- 55.68 g
- 包装
- 500 g · 5 kg · 25 kg
- 認証
- Halal
データ更新日:2026-11-06
製品概要
Xylose Lysine Deoxycholate Agar(XLD 寒天培地)はサルモネラの標準分離平板です。デオキシコール酸ナトリウムがグラム陽性菌を抑制し、キシロース・乳糖・白糖とフェノールレッド、リジン脱炭酸反応により、サルモネラはキシロース発酵後にアルカリ側へ戻って赤色コロニーとなり、チオ硫酸ナトリウムとクエン酸鉄アンモニウムで典型株は黒色中心を示します。赤痢菌は黒色中心のない赤色、大腸菌群は黄色です。ISO 6579-1、FDA BAM、台湾 TFDA「サルモネラの検査法」が指定。色素とデオキシコール酸塩を含むため加熱溶解のみでオートクレーブ不可、調製説明に従ってください。食品グレード原料、ハラール認証。
原理
Xylose Lysine Deoxycholate Agar は、腸内病原菌の分離と鑑別のために Taylor が開発しました。¹ 酵母エキスが窒素、ビタミン、増殖因子を供給し、塩化ナトリウムが浸透圧平衡を維持します。デオキシコール酸ナトリウムがグラム陽性菌を抑制します。 キシロースは Shigella を除く大部分の腸内細菌によって発酵されます。Salmonella はキシロースを発酵しますが、それが消費されるとリジンを脱炭酸してアルカリ性となり、フェノールレッド指示薬を赤色に戻します。過剰に含まれる乳糖とショ糖は大腸菌群によって発酵され、酸性条件と黄色コロニーが維持されます。チオ硫酸ナトリウムとクエン酸鉄アンモニウムが硫化水素を検出するため、H2S 産生菌は中心が黒色のコロニーを形成します。典型的な Salmonella コロニーは中心が黒色の赤色、Shigella コロニーは黒色中心のない赤色です。本培地は食品および飼料中の Salmonella 検出の第一平板培地として規定されています。²
調製方法
粉末 55.18 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。オートクレーブ滅菌はしないでください。長時間の加熱を避け、恒温水槽で 45〜50 °C に冷却します。よく混和し、滅菌シャーレに分注します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
培養性能試験
| 試験菌株 | ATCC | 発育 |
|---|---|---|
| Salmonella enterica ser. Typhimurium | 14028 | 良好〜旺盛 |
| Salmonella enterica ser. Enteritidis | 13076 | 良好〜旺盛 |
| Shigella flexneri | 12022 | 良好 |
| Escherichia coli | 25922 | 部分的に抑制 |
| Enterococcus faecalis | 29212 | 発育抑制 |
製品の特長
- ハラール認証取得、マレーシア、インドネシア、中東市場に対応
- 標準組成に基づいて製造、1 Lあたり55.68 g
- 出荷前に標準対照菌株による性能を確認(Salmonella enterica ser. Typhimurium, Salmonella enterica ser. Enteritidis, Shigella flexneri, Escherichia coli, Enterococcus faecalis)
- 500 g / 5 kg / 25 kgでご用意、試験室規模から工業規模まで対応
- 試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供可能、サンプルはご要望に応じて対応
- 台湾製、安定供給
日本の公定法(食品衛生法 規格基準・通知)
本製品は「食品、添加物等の規格基準」(昭和 34 年厚生省告示第 370 号)各条の試験法、および厚生労働省通知(食肉製品のサルモネラ属菌・黄色ブドウ球菌試験法、平成 27 年食安発 0729 第 4 号)で指定されている培地に対応します。食品衛生検査指針の記載も併せてご確認ください。
- サルモネラ属菌試験法(食肉製品、平成 27 年通知)食安発0729第4号 別添1(食肉製品)分離平板方法原文での名称:XLD 寒天培地(硫化水素産生で判定する分離培地)
規格基準・通知が定めるのは試験法と培地名であり、培地ブランドを認証するものではありません。卵黄・血液・抗生物質などの添加物は方法に従って加えてください。方法の内容は現行の告示・通知の原文に従ってください。
よくあるご質問
01この培地は食品衛生法の公定法(規格基準の試験法)に対応していますか?
規格基準・通知が定めるのは試験法と培地名であり、ブランドを認証するものではありません。本製品は次の公定法で指定されている培地に対応します:サルモネラ属菌試験法(食肉製品、平成 27 年通知)(食安発0729第4号 別添1(食肉製品)):分離平板。方法原文の標準処方で製造し、ロットごとに試験成績書(COA)を添付します。卵黄・血液・抗生物質などの添加物は方法に従って加え、現行の告示・通知の原文に従ってください。
021 L あたり何 g の粉末を加えますか?
脱イオン水 1 L あたり 55.68 g を加えます。調製・滅菌条件は規格書をご参照ください。
03どの菌種に適していますか?
Enterobacteriaceae, Gram-negative, Pathogens, Salmonella, Shigella, Salmonella enterica ser. Typhimurium, Salmonella enterica ser. Enteritidis, Shigella flexneri, Escherichia coli, Enterococcus faecalis。詳細は発育性能試験表と規格書をご参照ください。
04この製品はどのように調製しますか?
粉末 55.18 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。オートクレーブ滅菌はしないでください。長時間の加熱を避け、恒温水槽で 45〜50 °C に冷却します。よく混和し、滅菌シャーレに分注します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
05大口のお見積りはどのように依頼すればよいですか?また、COAは提供してもらえますか?
はい。本製品は500 g, 5 kg, 25 kgでご用意しています。お見積りのご依頼時に用途と数量をお知らせください。1営業日以内にご返信し、試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供できます。
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参考文献
- 1. Taylor W. I., 1965. Isolation of shigellae. I. Xylose lysine agars; new media for isolation of enteric pathogens. Am. J. Clin. Pathol., 44:471-475.
- 2. ISO 6579-1, Microbiology of the food chain — Horizontal method for the detection, enumeration and serotyping of Salmonella — Part 1: Detection of Salmonella spp., International Organization for Standardization, Geneva.
