
Lauryl Tryptose Broth
LST培地(ラウリル硫酸トリプトースブロス)
別名・略称:LST · Lauryl sulfate broth H · Lauryl Sulfate Broth · Lauryl Sulphate Tryptose Broth · LST Broth · LSB
多段試験管発酵法による水、食品、乳製品中の大腸菌群の推定検出に用います。
- 分類
- 乾燥培地
- 1 L あたり溶解量
- 35.6 g
- 包装
- 500 g · 5 kg · 25 kg
- 認証
- Halal
データ更新日:2026-11-06
他社製品との対照:BD Difco Lauryl Tryptose Broth · Oxoid Lauryl Tryptose Broth · Merck Lauryl Sulfate Broth(ISO 4831、APHA Standard Methods) ブランド対照表
製品概要
Lauryl Tryptose Broth(LTB)は、水・食品中の大腸菌群MPN法における標準推定試験用ブロスです。ラウリル硫酸ナトリウムが大腸菌群以外の菌を抑制し、乳糖により大腸菌群が酸とガスを産生し、ダーラム管で観察できます。飲料水、食品、乳製品の大腸菌群試験に用いられ、通常はEC Brothと組み合わせて推定試験と確認試験を行います。
原理
Lauryl Tryptose Broth は、大腸菌群の推定検出のために Mallmann と Darby が導入しました。¹ トリプトースが窒素、アミノ酸、増殖因子を供給し、乳糖が発酵性炭水化物として働きます。リン酸緩衝液が pH を、塩化ナトリウムが浸透圧平衡を維持します。ラウリル硫酸ナトリウムは大腸菌群の発育を許しつつ、グラム陽性菌と多くの非大腸菌群微生物を抑制します。 大腸菌群は乳糖を発酵して酸とガスを産生します。48 時間以内のダーラム管内のガスを推定試験陽性とし、陽性管は大腸菌群の確認に Brilliant Green Bile Broth 2%、糞便系大腸菌群には EC Broth に継代します。²
試験ワークフローにおける選択培地の位置づけ
病原菌試験は通常3段階で行います。まずBuffered Peptone Waterなどの前増菌培地で損傷菌を修復し菌数を増やし、次に選択増菌で競合菌を抑制し、最後に選択・鑑別寒天培地で目的のコロニーを分離します。選択剤には胆汁酸塩、色素、抗生物質などが用いられ、鑑別剤により目的のコロニーが特徴的な色や形態を示します。採用する試験法で規定された組み合わせをお選びください。
調製方法
粉末 35.6 g を精製水 1 Lに懸濁します。10 mL の検体を試験する場合は、培地を 2 倍濃度で調製します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。ダーラム管を逆さに入れた試験管に分注します。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
培養性能試験
| 試験菌株 | ATCC | 発育 |
|---|---|---|
| Escherichia coli | 25922 | 良好〜旺盛 |
| Klebsiella aerogenes | 13048 | 良好〜旺盛 |
| Enterococcus faecalis | 29212 | 発育抑制 |
| Staphylococcus aureus | 25923 | 発育抑制 |
製品の特長
- ハラール認証取得、マレーシア、インドネシア、中東市場に対応
- 標準組成に基づいて製造、1 Lあたり35.6 g
- 出荷前に標準対照菌株による性能を確認(Escherichia coli, Klebsiella aerogenes, Enterococcus faecalis, Staphylococcus aureus)
- 500 g / 5 kg / 25 kgでご用意、試験室規模から工業規模まで対応
- 試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供可能、サンプルはご要望に応じて対応
- 台湾製、安定供給
よくあるご質問
01選択培地はオートクレーブ滅菌できますか?
必ずしもできるとは限りません。色素や選択的阻害剤を含む一部の培地は、過熱すると選択性が失われるため、完全に溶解するまで加熱するにとどめ、オートクレーブ滅菌は行いません。本製品の調製方法に従い、ご不明な点はお問い合わせください。
021 L あたり何 g の粉末を加えますか?
脱イオン水 1 L あたり 35.6 g を加えます。調製・滅菌条件は規格書をご参照ください。
03どの菌種に適していますか?
Coliforms, Gram-negative, E. coli, Escherichia coli, Klebsiella aerogenes, Enterococcus faecalis, Staphylococcus aureus。詳細は発育性能試験表と規格書をご参照ください。
04他社の対応製品と適用される標準法は?
処方対照:BD Difco Lauryl Tryptose Broth, Oxoid Lauryl Tryptose Broth, Merck Lauryl Sulfate Broth。適用標準法:ISO 4831, APHA Standard Methods。メーカーにより処方が若干異なる場合があります。規格書をご参照ください。
05この製品はどのように調製しますか?
粉末 35.6 g を精製水 1 Lに懸濁します。10 mL の検体を試験する場合は、培地を 2 倍濃度で調製します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。ダーラム管を逆さに入れた試験管に分注します。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
06非ハラール版はありますか?
はい。本製品はハラール認証版です。同等の標準版もご用意しています。
07大口のお見積りはどのように依頼すればよいですか?また、COAは提供してもらえますか?
はい。本製品は500 g, 5 kg, 25 kgでご用意しています。お見積りのご依頼時に用途と数量をお知らせください。1営業日以内にご返信し、試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供できます。
この製品の用途
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参考文献
- 1. Mallmann W. L. and Darby C. W., 1941. Uses of a lauryl sulphate tryptose broth for the detection of coliform organisms. Am. J. Public Health, 31:127-134.
- 2. American Public Health Association, Standard Methods for the Examination of Water and Wastewater, current edition, APHA Press, Washington, D.C.
