柔らかい、または固まらない
- 完全に溶けていない。 寒天は完全に沸騰させ、液が透明になるまで1分間保持する必要があります。温水で撹拌しただけでは溶けたように見えても、粒子が残っています。
- 酸性処方。 pH 5 程度を下回ると、オートクレーブ中に寒天が加水分解され、ゲルが弱くなります。このような培地は通常、滅菌後に酸性化するか、寒天量を多めに処方します。
- 再溶解。 一度固まった培地を再溶解できるのは1回までです。2回目以降はゲル強度が目に見えて低下します。
- 秤量または液量の誤り。 標準濃度は1 Lあたり約12〜15 gです。
- 過剰滅菌。 規定を超える時間や温度もゲルを弱めます。
硬すぎる、またはもろい
寒天の量が多すぎるか、開放状態で長時間煮沸したために蒸発で水分が失われすぎたことが原因です。分注前に失われた分の液量を補ってください。
表面の水分と結露
分注温度が高すぎるか、完全に固まる前にプレートの蓋を閉じたことが原因です。培地を45〜50 °Cまで冷ましてから分注し、蓋を少しずらして表面を乾かしてください。
寒天そのものについて
ゲル強度は寒天のデータシートに規定されています(例:800 g/cm² 以上)。グレードが異なると同じ濃度でも硬さが変わるため、寒天の供給元を変更する際は小規模で試験を行ってください。
