
SOC Growth Medium
別名・略称:SOC · SOC Medium · Super Optimal broth with Catabolite repression · S.O.C. Medium · SOC Broth
形質転換後のコンピテント細胞の回復培養に用い、選択前にプラスミド上の抗生物質耐性マーカーを発現させます。
- 分類
- 乾燥培地
- 1 L あたり溶解量
- 34.1 g
- 包装
- 500 g · 5 kg · 25 kg
- 認証
- Halal
データ更新日:2026-11-06
- アレルゲン
- 大豆、乳
製品概要
SOC Growth Medium は液体培地で、分子生物学で最も広く使われる LB シリーズに属し、大腸菌や組換え株の培養に用いられます。形質転換後の回復培養に用いられ、コンピテントセルの形質転換効率を高めます。STBIO は食品グレードの原料を用いて ISO 22000 認証取得施設で製造し、各バッチに試験成績書(COA)を添付しています。本製品はハラール認証版です。
原理
SOC Growth Medium は、形質転換後の細菌コンピテントセルの回復を最大化するよう処方された栄養豊富な低塩培地です。¹ トリプトンと酵母エキスが速やかな増殖に必要な窒素、アミノ酸、ペプチド、ビタミンを供給します。塩化ナトリウムが培地の浸透圧バランスを維持します。硫酸マグネシウムとして供給されるマグネシウムイオンは細胞膜を安定化し、プラスミド DNA の取り込みを助けます。¹ グルコースは速やかに代謝される炭素源・エネルギー源として働き、カタボライト抑制を通じて、形質転換細胞がヒートショックやエレクトロポレーションのストレスから修復・回復できる代謝条件を作り出します。¹ この回復期間中に細胞は導入プラスミド上の抗生物質耐性マーカーを発現するため、その後選択条件下で平板培養した際に生存可能な形質転換体が生き残ります。本培地での回復は、標準 LB 培地での回復より高い形質転換効率をもたらします。²
汎用培地・計数用培地の選び方
Plate Count Agarは、食品、水、環境サンプルの一般生菌数測定に用いられます。Nutrient BrothとTryptic Soy培地は栄養要求性の低い細菌向けの汎用培地で、後者はより栄養豊富で、無菌試験や環境モニタリングにも使用されます。Brain Heart Infusionは3種の中で最も栄養豊富で、レンサ球菌などの栄養要求性の高い菌に適しています。計数には寒天培地を、増殖にはブロスをお使いください。
調製方法
粉末 34.1 g を精製水 1 Lに懸濁します。よく混和します。必要に応じて pH を 7.0 に調整します。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。糖のカラメル化を防ぐため、加熱しすぎないでください。使用前に冷却します。
培養性能試験
| 試験菌株 | ATCC | 発育 |
|---|---|---|
| Escherichia coli | 25922 | 良好〜旺盛 |
| Escherichia coli DH5α | — | 良好〜旺盛 |
製品の特長
- ハラール認証取得、マレーシア、インドネシア、中東市場に対応
- 標準組成に基づいて製造、1 Lあたり34.1 g
- 出荷前に標準対照菌株による性能を確認(Escherichia coli, Escherichia coli DH5α)
- 500 g / 5 kg / 25 kgでご用意、試験室規模から工業規模まで対応
- 試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供可能、サンプルはご要望に応じて対応
- 台湾製、安定供給
よくあるご質問
01一般生菌数の測定にはどの培地を使用すればよいですか?
食品・水の一般生菌数測定には、通常Plate Count Agarを用い、混釈平板法で30 °Cにて培養します。採用する試験法で規定された培養条件に従ってください。
021 L あたり何 g の粉末を加えますか?
脱イオン水 1 L あたり 34.1 g を加えます。調製・滅菌条件は規格書をご参照ください。
03どの菌種に適していますか?
Escherichia coli, Escherichia coli DH5α。詳細は発育性能試験表と規格書をご参照ください。
04この製品はどのように調製しますか?
粉末 34.1 g を精製水 1 Lに懸濁します。よく混和します。必要に応じて pH を 7.0 に調整します。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。糖のカラメル化を防ぐため、加熱しすぎないでください。使用前に冷却します。
05大口のお見積りはどのように依頼すればよいですか?また、COAは提供してもらえますか?
はい。本製品は500 g, 5 kg, 25 kgでご用意しています。お見積りのご依頼時に用途と数量をお知らせください。1営業日以内にご返信し、試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供できます。
この製品の用途
参考文献
- 1. Hanahan D., 1983. Studies on transformation of Escherichia coli with plasmids. J. Mol. Biol., 166(4):557-580.
- 2. Sambrook J. and Russell D. W., 2001. Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 3rd Ed., Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, New York.
