
Brain Heart Infusion Broth
BHI培地(脳心臓浸出液培地)
別名・略称:BHI · BHI Broth
細菌、酵母、カビを含む、栄養要求性の高い微生物から一般微生物まで幅広い培養、および接種菌液の調製に用います。
- 分類
- 乾燥培地
- 1 L あたり溶解量
- 37 g
- 包装
- 500 g · 5 kg · 25 kg
- 認証
- ISO 22000
データ更新日:2026-11-07
他社製品との対照:BD Difco Brain Heart Infusion · Oxoid Brain Heart Infusion Broth · Merck BHI Broth(ISO 6888 (enrichment)) ブランド対照表
製品概要
Brain Heart Infusion Broth は液体培地で、一般用途および菌数測定の標準処方です。最も栄養豊富な汎用処方の一つで、レンサ球菌などの栄養要求性の高い菌の培養や臨床検体の増菌に用いられます。STBIO は食品グレードの原料を用いて ISO 22000 認証取得施設で製造し、各バッチに試験成績書(COA)を添付しています。
原理
Brain Heart Infusion Broth は、栄養要求性の高いレンサ球菌、肺炎球菌、その他の要求の厳しい細菌から酵母やカビまで幅広い微生物を培養するための高栄養汎用液体培地です。¹ 仔牛脳浸出液、牛心臓浸出液、プロテオースペプトンが窒素、アミノ酸、ビタミン、および栄養要求性の高い微生物に必要な増殖因子を供給します。ブドウ糖が炭素源とエネルギー源となり、塩化ナトリウムが浸透圧平衡を維持し、リン酸水素二ナトリウムが培地を緩衝します。 本ブロスは薬剤感受性試験などの接種菌液の調製、血液培養や増菌操作、食品および環境検体からの微生物の培養に広く用いられます。² 発育は濁りで示されます。
汎用培地・計数用培地の選び方
Plate Count Agarは、食品、水、環境サンプルの一般生菌数測定に用いられます。Nutrient BrothとTryptic Soy培地は栄養要求性の低い細菌向けの汎用培地で、後者はより栄養豊富で、無菌試験や環境モニタリングにも使用されます。Brain Heart Infusionは3種の中で最も栄養豊富で、レンサ球菌などの栄養要求性の高い菌に適しています。計数には寒天培地を、増殖にはブロスをお使いください。
調製方法
粉末 37 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。試験管またはフラスコに分注します。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。加熱しすぎないでください。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
培養性能試験
| 試験菌株 | ATCC | 発育 |
|---|---|---|
| Streptococcus pyogenes | 19615 | 良好〜旺盛 |
| Staphylococcus aureus | 25923 | 良好〜旺盛 |
| Escherichia coli | 25922 | 良好〜旺盛 |
| Candida albicans | 10231 | 良好〜旺盛 |
製品の特長
- 食品グレードの原材料を使用し、ISO 22000認証工場で製造
- 標準組成に基づいて製造、1 Lあたり37 g
- 出荷前に標準対照菌株による性能を確認(Streptococcus pyogenes, Staphylococcus aureus, Escherichia coli, Candida albicans)
- 500 g / 5 kg / 25 kgでご用意、試験室規模から工業規模まで対応
- 試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供可能、サンプルはご要望に応じて対応
- 台湾製、安定供給
食品グレードと試薬グレードの違い
多くの培地メーカーは試薬グレードの原材料を使用しており、重金属残留、微生物汚染管理、トレーサビリティに関する基準は食品グレードより緩やかです。純粋な研究用途には十分ですが、原材料により厳しい要件が課される用途には適していません。STBIOは、ISO 22000食品安全マネジメントシステム認証を取得した工場で、一貫して食品グレードの原材料を用いて製造しています。
- ISO 17025または同等の要件に基づいて業務を行う食品微生物試験室
- 発酵製品を輸出し、原材料の完全なトレーサビリティを必要とするバイオ製造企業
- サプライチェーン全体にわたってESGまたはコンプライアンス監査の要件を持つ組織
- ハラール製品と非ハラール製品の両方を調達し、一貫した原材料グレードを必要とする企業
日本の公定法(食品衛生法 規格基準・通知)
本製品は「食品、添加物等の規格基準」(昭和 34 年厚生省告示第 370 号)各条の試験法、および厚生労働省通知(食肉製品のサルモネラ属菌・黄色ブドウ球菌試験法、平成 27 年食安発 0729 第 4 号)で指定されている培地に対応します。食品衛生検査指針の記載も併せてご確認ください。
- 黄色ブドウ球菌試験法(Baird-Parker 寒天培地・3% 卵黄加マンニット食塩寒天培地)食安発0729第4号 別添2/各条(弁当・惣菜ほか)確認・生化学試験方法原文での名称:コアグラーゼ試験前培養
規格基準・通知が定めるのは試験法と培地名であり、培地ブランドを認証するものではありません。卵黄・血液・抗生物質などの添加物は方法に従って加えてください。方法の内容は現行の告示・通知の原文に従ってください。
よくあるご質問
01この培地は食品衛生法の公定法(規格基準の試験法)に対応していますか?
規格基準・通知が定めるのは試験法と培地名であり、ブランドを認証するものではありません。本製品は次の公定法で指定されている培地に対応します:黄色ブドウ球菌試験法(Baird-Parker 寒天培地・3% 卵黄加マンニット食塩寒天培地)(食安発0729第4号 別添2/各条(弁当・惣菜ほか)):確認・生化学試験。方法原文の標準処方で製造し、ロットごとに試験成績書(COA)を添付します。卵黄・血液・抗生物質などの添加物は方法に従って加え、現行の告示・通知の原文に従ってください。
02一般生菌数の測定にはどの培地を使用すればよいですか?
食品・水の一般生菌数測定には、通常Plate Count Agarを用い、混釈平板法で30 °Cにて培養します。採用する試験法で規定された培養条件に従ってください。
031 L あたり何 g の粉末を加えますか?
脱イオン水 1 L あたり 37 g を加えます。調製・滅菌条件は規格書をご参照ください。
04どの菌種に適していますか?
Aerobes, Pathogens, Mold, Yeast, Streptococcus pyogenes, Staphylococcus aureus, Escherichia coli, Candida albicans。詳細は発育性能試験表と規格書をご参照ください。
05他社の対応製品と適用される標準法は?
処方対照:BD Difco Brain Heart Infusion, Oxoid Brain Heart Infusion Broth, Merck BHI Broth。適用標準法:ISO 6888 (enrichment)。メーカーにより処方が若干異なる場合があります。規格書をご参照ください。
06食品グレード用途に使用できますか?
はい。食品グレードの原料を用い、ISO 22000 認証施設で製造しており、直接摂取する発酵食品のスターター培養に適しています。
07この製品はどのように調製しますか?
粉末 37 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。試験管またはフラスコに分注します。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。加熱しすぎないでください。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
08この製品にハラール認証版はありますか?
はい。本製品は標準版です。ハラール認証版も食品グレードの原材料から製造しハラール関連書類を付けており、マレーシア、インドネシア、中東での規制に適合した調達にご利用いただけます。
09大口のお見積りはどのように依頼すればよいですか?また、COAは提供してもらえますか?
はい。本製品は500 g, 5 kg, 25 kgでご用意しています。お見積りのご依頼時に用途と数量をお知らせください。1営業日以内にご返信し、試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供できます。
関連記事
参考文献
- 1. MacFaddin J. F., 1985. Media for Isolation-Cultivation-Identification-Maintenance of Medical Bacteria, Williams & Wilkins, Baltimore.
- 2. U.S. Food and Drug Administration, Bacteriological Analytical Manual, Media M24, Brain Heart Infusion (BHI) Broth and Agar.
