
Endo Agar
別名・略称:Endo Agar Base · Endo Medium · Endo's Agar · Endo's Medium · Lactose Fuchsin Sulphite Agar · Fuchsin Sulfite Agar · Classical Endo Agar
水、乳製品、食品からの大腸菌群およびその他のグラム陰性腸内細菌の分離と鑑別に用います。
- 分類
- 乾燥培地
- 1 L あたり溶解量
- 41.5 g
- 包装
- 500 g · 5 kg · 25 kg
- 認証
- ISO 22000 · Halal
データ更新日:2026-11-06
他社製品との対照:BD Difco Endo Agar · Oxoid Endo Agar Base · Merck Endo Agar ブランド対照表
製品概要
Endo Agar は寒天(固形)培地で、食品検査や臨床検査に用いる選択培地で、競合菌を抑制し、目的菌のコロニーを識別できるようにします。塩基性フクシンが乳糖発酵菌を鑑別し、水や食品の大腸菌群検査に用いられます。STBIO は食品グレードの原料を用いて ISO 22000 認証取得施設で製造し、各バッチに試験成績書(COA)を添付しています。本製品はハラール認証版です。
原理
Endo Agar は、乳糖発酵性腸内細菌と非発酵性腸内細菌を鑑別するために遠藤が記載した培地に基づいています。¹ ペプトンが窒素、アミノ酸、ペプチドを供給し、乳糖が発酵性炭水化物として働き、リン酸水素二カリウムが培地を緩衝します。亜硫酸ナトリウムと塩基性フクシンがグラム陽性菌を抑制します。 調製した培地では亜硫酸ナトリウムが塩基性フクシンを脱色し、淡いピンク色の背景となります。乳糖発酵菌はアセトアルデヒドを産生し、これが亜硫酸塩と反応してフクシンを遊離させるため、コロニーは赤色になります。Escherichia coli のような強い乳糖発酵菌は、コロニー表面でフクシンが結晶化することによる特徴的な金属光沢のある緑色を伴う赤色コロニーを形成します。² Salmonella や Shigella を含む乳糖非発酵菌は無色〜淡ピンク色のコロニーを形成します。³
試験ワークフローにおける選択培地の位置づけ
病原菌試験は通常3段階で行います。まずBuffered Peptone Waterなどの前増菌培地で損傷菌を修復し菌数を増やし、次に選択増菌で競合菌を抑制し、最後に選択・鑑別寒天培地で目的のコロニーを分離します。選択剤には胆汁酸塩、色素、抗生物質などが用いられ、鑑別剤により目的のコロニーが特徴的な色や形態を示します。採用する試験法で規定された組み合わせをお選びください。
調製方法
粉末 41.5 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。45〜50 °C に冷却します。よく混和し、遮光しながら滅菌シャーレに分注します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
培養性能試験
| 試験菌株 | ATCC | 発育 |
|---|---|---|
| Escherichia coli | 25922 | 良好〜旺盛 |
| Klebsiella aerogenes | 13048 | 良好〜旺盛 |
| Salmonella enterica ser. Typhimurium | 14028 | 良好〜旺盛 |
| Shigella flexneri | 12022 | 良好 |
| Enterococcus faecalis | 29212 | 発育抑制 |
製品の特長
- 食品グレードの原材料を使用し、ISO 22000認証工場で製造
- ハラール認証取得、マレーシア、インドネシア、中東市場に対応
- 標準組成に基づいて製造、1 Lあたり41.5 g
- 出荷前に標準対照菌株による性能を確認(Escherichia coli, Klebsiella aerogenes, Salmonella enterica ser. Typhimurium, Shigella flexneri, Enterococcus faecalis)
- 500 g / 5 kg / 25 kgでご用意、試験室規模から工業規模まで対応
- 試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供可能、サンプルはご要望に応じて対応
- 台湾製、安定供給
食品グレードと試薬グレードの違い
多くの培地メーカーは試薬グレードの原材料を使用しており、重金属残留、微生物汚染管理、トレーサビリティに関する基準は食品グレードより緩やかです。純粋な研究用途には十分ですが、原材料により厳しい要件が課される用途には適していません。STBIOは、ISO 22000食品安全マネジメントシステム認証を取得した工場で、一貫して食品グレードの原材料を用いて製造しています。
- ISO 17025または同等の要件に基づいて業務を行う食品微生物試験室
- 発酵製品を輸出し、原材料の完全なトレーサビリティを必要とするバイオ製造企業
- サプライチェーン全体にわたってESGまたはコンプライアンス監査の要件を持つ組織
- ハラール製品と非ハラール製品の両方を調達し、一貫した原材料グレードを必要とする企業
よくあるご質問
01選択培地はオートクレーブ滅菌できますか?
必ずしもできるとは限りません。色素や選択的阻害剤を含む一部の培地は、過熱すると選択性が失われるため、完全に溶解するまで加熱するにとどめ、オートクレーブ滅菌は行いません。本製品の調製方法に従い、ご不明な点はお問い合わせください。
021 L あたり何 g の粉末を加えますか?
脱イオン水 1 L あたり 41.5 g を加えます。調製・滅菌条件は規格書をご参照ください。
03どの菌種に適していますか?
Coliforms, Gram-negative, O157 E. coli O157:H7, Salmonella, Shigella, Escherichia coli, Klebsiella aerogenes, Salmonella enterica ser. Typhimurium, Shigella flexneri, Enterococcus faecalis。詳細は発育性能試験表と規格書をご参照ください。
04他社の対応製品と適用される標準法は?
処方対照:BD Difco Endo Agar, Oxoid Endo Agar Base, Merck Endo Agar。適用標準法:。メーカーにより処方が若干異なる場合があります。規格書をご参照ください。
05食品グレード用途に使用できますか?
はい。食品グレードの原料を用い、ISO 22000 認証施設で製造しており、直接摂取する発酵食品のスターター培養に適しています。
06この製品はどのように調製しますか?
粉末 41.5 g を精製水 1 Lに懸濁します。撹拌しながら加熱し、1 分間煮沸します。121 °C で 15 分間オートクレーブ滅菌します。45〜50 °C に冷却します。よく混和し、遮光しながら滅菌シャーレに分注します。調製した培地の性能を安定した標準対照菌株で確認します。
07非ハラール版はありますか?
はい。本製品はハラール認証版です。同等の標準版もご用意しています。
08大口のお見積りはどのように依頼すればよいですか?また、COAは提供してもらえますか?
はい。本製品は500 g, 5 kg, 25 kgでご用意しています。お見積りのご依頼時に用途と数量をお知らせください。1営業日以内にご返信し、試験成績書(COA)、規格書、技術データシート(TDS)をご提供できます。
この製品の用途
参考文献
- 1. Endo S., 1904. Über ein Verfahren zum Nachweis der Typhusbacillen. Zentralbl. Bakteriol. Abt. I Orig., 35:109-110.
- 2. American Public Health Association, Standard Methods for the Examination of Water and Wastewater, current edition, APHA Press, Washington, D.C.
- 3. MacFaddin J. F., 1985. Media for Isolation-Cultivation-Identification-Maintenance of Medical Bacteria, Williams & Wilkins, Baltimore.
